「04〜05UEFAチャンピオンリーグ決勝トーナメント予想」
レアル・マドリッド(スペイン)×ユベントス(イタリア)
・緒戦から混戦必死のこの試合。髪様ジダン氏、竹内ロナウド氏、
フィーゴ氏といったタレントを擁するレアルの攻撃陣をもってしても、
ユーべの固いカテナチオを崩すのは困難なのでは。
しかし2003バロンドール・ネドベド氏と最近復調してきた
デル・ピエロ氏を中心としたユーべの攻撃陣をレアルDF陣は抑えられないでしょう。
ここはユーべが○。

FCポルト(ポルトガル)×インテルミラノ(イタリア)
・昨季のチャンピオンリーグをデコを中心にモウリーニョ監督の元見事優勝を果たし、
昨日のトヨタカップの記憶も新しいFCポルトと、セリエAのリーグ戦で何故か引き分け
続きのインテル。南アフリカ代表ベネディクト・マッカーシー氏、若き天才ブラジル代表
ジエゴ氏、ポルトガル代表マニシェ氏擁する攻撃陣と、ブラジル代表アドリアーノ氏、
ウルグアイ代表アルバロ・レコバ氏、イタリア代表クリスチャン・ヴィエリ氏擁する攻撃陣の
激しい点の取り合いが予想されます。僕的にユーゴスラビア代表デヤン・スタンコビッチ氏を
注目してます。豪華なタレント陣を抱えながら結果がついてこないインテルはチャンピオン
リーグにも縁がないような気がするので、ここは王者ポルトで○。

FCバルセロナ(スペイン)×チェルシー(イングランド)
・ある種最も注目の一戦です。2004最優秀選手・ロナウジーニョ氏を80億円近くの移籍金
で買収しようとしている石油王・アブラモビッチ氏率いるチェルシー。しかし同僚バルサの  
  FWサミュエル・エトー氏曰く、「チェルシーの選手5人用意されてもロナウジーニョは渡さない」と
豪語しておりました。純粋なスポーツ以上に、因果関係も含めた遺恨試合になりそうな予感・・・

ACミラン(イタリア)×マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
・これまた好カード。見所はセリエA屈指のミランDF陣をイングランドの新生ウェイン・ルーニー氏は
崩せるのか・・・ただガムシャラさだけではアレッサンドロ・ネスタ氏、パオロ・マルディーニは抜
けないでしょう。

ブレーメン(ドイツ)×リヨン(フランス)
・未知数なのでノーコメントで。

PSV(オランダ)×ASモナコ(フランス)
・オランダの古豪と、昨季準優勝チームの一戦。PSVは昨季のエースアリエン・ロッペン氏が
チェルシーに移籍してしまったため、戦力ダウンは否めないが、特有のオランダサッカーと、古豪ゆえの
経験を生かし勝ち抜いてきた。対するASモナコは昨季の主軸モリエンテス氏がレアルに戻ってしまったが、
今季バルサから戦力外通告を受けたアルゼンチンのハビエル・サヴィオラ氏を獲得し、モリエンテスの穴を
埋めるパフォーマンスを披露している。

リヴァプール(イングランド)×レヴァークーゼン(ドイツ)
・久々のチャンピオンリーグ出場のリヴァプールと、1次リーグで銀河系レアル・マドリッドを3−0と
快勝したレヴァークーゼンの試合。互いの攻撃陣同士の点の取り合いが予想される。

アーセナル(イングランド)×バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
・今年こそは優勝しておきたいアーセナル。各メンバーが熟成し、チームが円熟味を増してきて年齢を重ねる
と同時に、体力の衰えも否めないところ。今年優勝出来ないようなら、今後の優勝は難しいでしょう。
							(C)daisuke betogether
 
                               

 2004.12.19 表彰式
「ベストプレイヤー」海外編
(1)ブラジル代表、FCバルセロナ所属 ロナウジーニョ氏
  昨季の終盤から今現在までキレ過ぎです。すべてのプレーがハイパフォーマンス。  
  平均採点8・0
(2)フランス代表、アーセナル所属 ティエリ・アンリ氏
  とりあえず点取りすぎです。毎試合得点してるイメージすらあります。
(3)ブラジル代表、インテルミラノ所属 アドリアーノ氏
  彼も点取りすぎです。ただ勢い余って退場してしまうのが珠に傷です。
「ベストゴール」
(1)EURO2004
  フランス×イングランド ジネディーヌ・ジダン氏の起死回生の同点FK
  夏場の早朝の出来事でしたが、鳥肌が立ちました。
(2)EURO2004
  チェコ×オランダ バロシュ氏の豪快ボレーシュート
  ネドベド氏からの正確無比なフィードキックをヤン・コラー氏がポストプレー、最後は
  フリーのバロシュ氏が豪快に決め、チェコのコンビネーションプレーが際立った。
(3)EURO2004
  イタリア×スウェーデン イブライモビッチ氏のテクニカルヒール
  奇想天外すぎるスペクタクルゴール。名手ジャンルイジ・ブッフォン氏もあれは取れません。
  「ベスト監督」
  前FCポルト、現チェルシー監督 モウリーニョ氏
  昨季チャンピオンリーグを制覇したFCポルトを率いて、手腕をいかんなく発揮。
  「ベストプレーヤー」国内編
(1)浦和レッズ所属 エメルソン氏
  文句なく今年のレッズの躍進の立役者。国内のDF陣に彼の敵はいないでしょう。
(2)日本代表、横浜・F・マリノス所属 中沢佑ニ氏
  マリノスではもちろんの事、国際試合でも改めて強さを発揮。
  特に空中戦の支配率は驚愕。アジアカップでの活躍は彼の才能を再認識しました。
(3)ガンバ大阪所属 大黒将志氏
  エメルソン氏に次ぐリーグ得点2位。将来の日本代表FW陣に風穴を開ける存在。
  昨日の天皇杯で5ゴールという快挙。来年の彼に注目したい。
  「ベストゴール」
(1)アジアカップ2004
  日本×オマーン 中村俊輔氏の左アウトサイドシュート
  長身のオマーンGKを逆手に取り、見事にコースを狙い済ましたビューティフルゴール
(2)アテネ五輪
  日本×イタリア 阿部勇樹氏のFK
  まさにワールドクラス。
(3)Jリーグ
  浦和レッズ×アルビレックスン新潟 永井雄一郎氏のドリブルシュート
  長身ながらもきめこまやかなボールタッチでハーフェーライン付近からDF陣を次々と抜き、
  かのディエゴ・マラドーナ氏を彷彿させるゴール。
  「ベスト監督」
  横浜・F・マリノス監督 岡田武史氏
  就任2年目で2年連続リーグ制覇の手腕は驚愕。見事な選手起用、采配はことごとく的中。
  この監督の就任するチームはどこも強くなる=ある種監督の力量ということになるだろう。
  ジェフユナイテッド市原監督 イヴィサ・オシム氏
  就任2年でジェフを優勝争い出来る年間Aクラスまでに成長させ、オシムイズムを伝授。
  さらにオシム語録も連発。
  「走らない選手はいらない。」
  「私にとって、サッカーは人生そのものだ。その人生からは逃れられない。」
 
                                 (C)daisuke betogether

10月31日「ジェフ市原×ガンバ大阪」

首位を独走する浦和レッズを追走する上位2チーム、得失点差で2位のガンバ大阪と3位ジェフ市原の対戦。主力FWのマルキーニョスとサンドロの2人を長期欠場で欠き、手薄な攻撃陣のジェフは、名将オシム監督の采配で、普段トップ下の羽生をFWに、ボランチの佐藤勇をトップ下に、DF坂本をボランチへとそれぞれコンバート。一方ガンバも宮本の攻撃力に期待し、DFからボランチへコンバート。両チームのこの試合にかける意気込みがひしひしと伝わってくる。
ジェフ市原のスターティングメンバーは
GK櫛野
DF水本 茶野 ミリノビッチ
MF坂本 阿部 水野 村井 佐藤勇
FW巻 羽生
ガンバ大阪のスターティングメンバーは
GK松代
DFシジクレイ 山口 入江
MF宮本 遠藤 橋本 二川 フェルナンジーニョ
FW大黒 吉原
試合は序盤に動いた。前半10分、阿部が右サイドに切り込み、中央へセンタリング。そこに走りこんだFW起用の羽生がダイレクトで流し込み、ジェフ先制。オシム采配的中。10とする。この得点からジェフは勢いに乗り、試合を掌握する。一方ガンバも大黒に焦点を当てパスを供給するが、ミリノビッチを中心とした安定した守備網で、次々と攻撃の芽を摘んでいく。前半終了間際、阿部が自ら蹴ったFKのこぼれ球をキープし、右サイドの水野へ。そのまま水野が中央へセンタリング。ガンバの連携ミスを誘発し、宮本のオウンゴールを献上させて、2−0。運も味方につけたジェフが2点のリードで前半を折り返す。後半に入ると攻守が逆転し、遠藤・二川両パサーを中心にガンバが猛攻を仕掛ける。後半15分、橋本からのパスをペナルティーエリア付近で受けた遠藤がそのまま狙いすましてシュート。ジェフGK櫛野の右手をかすめゴール左隅にゴール。スコアを1−2とし、反撃ののろしを上げる。俄然勢いに乗るガンバは、後半28分。フェルナンジーニョのスピードに乗ったドリブル突破から中央に鮮やかなスルーパス。このパスに反応した二川が走りこんでダイレクトシュートし、ゴール。スコアを2−2とし、試合を振り出しに戻す。完全に足の止まったジェフは、悪い流れを最後まで断ち切れず、試合終了。
「総評」
ジェフは1点返された直後から集中力を欠き、追いつかれ、さらに決勝点を奪えなかったのは痛い。その結果やはり詰めの甘さが懸念される。それとは対照的にガンバは、アウェーの中でも攻撃する意志と勝利への執着心の表れから、負け試合をドローにもっていった。
試合後のオシム監督のコメント
「最後に得点を取れないのは、チームが若いからだ。もっとチームを成熟させたい。」 その通りである。明らかに試合終盤は攻守の切り替えが遅く、重要な所で足が止まっていました。
=勝利への執着心の欠如
=若さ故の精神的未熟さ
初優勝の可能性が少なからず残っているジェフ。若さを糧にして、ガムシャラにピッチを走り回って欲しい。
「走らない選手はいらない。改め、走れない選手はいらない。」
                                  (C)daisuke betogether

2004.10.4 U20アジアユース選手権 準々決勝 日本×カタール

来年の世界ユース選手権の出場権を賭けた試合。負けられません。過去日本は6大会連続でこの世代は世界へ羽ばたいています。
93 川口 城 古村
95 中田 奥 上田
97 柳沢 中村 岩谷
99 小野 高原 永田
01 前田 山瀬 星
03 今野 坂田 松浦
95、97は世界でベスト8。記憶に新しい99年のナイジェリアでの世界ユースでは小野くんを擁して、なんと準優勝。この世代が現在の代表の中心、黄金の中盤を構成しています。
しかし、今回のカタール戦は衝撃を受けました。試合を通じて完全に中盤を制され、防戦一方。こんなに中盤を支配されたのは世代を問わず、久々に見ました。大熊監督の戦術はトップに当てて、サイド攻撃というのが明確です。しかし中盤の3人はテクニックがいま3です。兵藤くんは司令塔なのですが、どちらかといえば裏へ飛び出すシャドーストライカー的存在。サンフレッチェのボランチコンビはボールすらキープできません。さらにボールを中盤にあずけられないDF陣はロングフィードで蹴るだけ。イケメンの増島くんの前半のフィードの精度の低さはまずいです。ボンボン蹴るだけじゃ試合は制覇されます。PKで勝利し、世界への切符はつかみましたが、あれじゃ韓国あたりにボコされてもいたしかたなし。
だだ、その中で後半3分(カレンの幻のゴール)、後半17分のダイレクトプレーからのスルーパスはジュビロのサッカーを彷彿させる素晴らしさがありました。この二つのプレーはボランチ、ディフェンスからのフィードが正確でした。課題は中盤のキックとキープの精度とディフェンスのロングフィードの精度です。次戦へ期待したいところ。
カタールの20番が泣き崩れていたのが、とても印象に残った苦しい戦いでした…。
                               (C)younglion54

2004.9.18 レアルマドリッド×レヴァークーゼン

1次リーグB組の初戦、レヴァークーゼンのホームスタジアム・ベイアローナで行われたこの試合。B組はこの2チームの他に、セリエAのASローマ、ディナモキエフといった強豪犇くリーグで混戦確実となった。この注目の一戦に最近ドイツ代表の監督に就任したドイツ屈指の往年のストライカー(現役時代はプレミアリーグのトットナムに所属)ユルゲン・クリンスマン氏も視察に来ていた。そんな敵地に乗り込んだレアルのスターティングメンバーは以下の通り。 GKイケル・カシージャス DFミシェル・サルガド、ロベルト・カルロス、ワルダー・サムエル、バボン MFジネディーヌ・ジダン、イバン・エルゲラ、ルイス・フィーゴ、デヴィット・ベッカム FWラウル・ゴンザレス、ロナウド というまさに銀河系選抜という名に相応しいメンツ。昨季は豪華なタレント陣を擁した攻撃陣に対し、昨季の守備陣崩壊、選手層の手薄さから全世界から非難を浴びるが、今季からセリエAのASローマよりアルゼンチン代表ワルダー・サムエル、プレミアリーグのニューキャッスルからウッドゲートをそれぞれ獲得し、手薄な守備陣の補強を図った。そして同じくプレミアリーグのリバプールからワンダーボーイの名で知られるイングランド代表マイケル・オーウェンを獲得し、攻守ともに万全の選手補強で今季リーガエスパニョーラを迎え、現在2連勝と好スタートを切っている。 だが試合序盤は銀河系軍団に臆することなく攻撃を仕掛けていくホームのレヴァークーゼンが主導権を握り、やはり最初のチャンスはレヴァークーゼンに訪れる。前半2分、シュートのこぼれ球をブルガリア代表ベルバドフがシュート。これはポストに弾かれる。レアルの最初のチャンスは前半13分、フィーゴがゴール左でボールを受けそのままシュートを放つが、僅かに右にそれる。前半15分あたりから、フィーゴと元アルゼンチン代表ディエゴ・プラセンテが小競り合いを起こし、両チームに不穏な空気が漂い始め、次第にプレーが荒くなる。前半23分、ベルバドフがかのオランダが生んだ天才ヨハン・クライフを彷彿させるような後方から来たボールを振り向きざまシュートを放つがこれはカシージャスに阻まれる。前半25分、M・サルガドのセンタリングを中央でフリーのロナウドがシュートを放つが、ゴールバーに嫌われる。試合中盤は両チーム攻守の切り替えの早いコンパクトなサッカーを展開する。ただペースはあくまでレヴァークーゼンが握り、攻撃的サッカー主体のレアルに攻めてを欠かせるほどの展開を余儀なくさせる。たまらずジダンに献身的な守備をさせる。前半33分、フリーキックのリスタートから速攻を仕掛け、右サイドから中央のベルバドフへ渡りシュート。レアルDF陣を完全に切り崩し、決定的なチャンスだったが、これを大きくクロスバーの上に外した。続く前半35分、こぼれ球をフランサがボレーシュートを放つが僅かに枠の外に外れる。この辺りから連携不足からなのか、明らかにレアルDFが錯乱しているように見える。さらに前半36分、ラメロウのセンタリングをフランサがヘディングシュートを放つ。が、これもクロスバーの上に外れる。驚愕だったのは前半39分、コーナーキックのクリアボールをポーランド代表ヌジヌベクがダイレクトでシュート。この低い弾道の強烈なシュートはポストに当たりゴールイン。98フランスW杯のスペイン×ナイジェリアの試合で、当時無敵艦隊と謳われていたスペインを沈めたナイジェリア代表オリセーを彷彿させる。前半終了間際、ベッカムの右コーナーキックをロナウドがヘディングシュートで合わせるが右にそれ、ここで前半終了。得点、内容ともにレヴァークーゼンリードで前半を折りかえす。 そして後半が始まり、前半終了間際にレヴァークーゼンDFと接触したジダンに代え、フェルナンド・モリエンテスを投入し、打開を図る思惑なのでしょう。しかしジダンを怪我で退かざる得ない状況からして、さらに苦しい展開を強いられることは否めない。後半5分、左右に揺さぶりをかけ、崩壊間近のレアルDFを翻弄。そしてスペースの出来たところに出たボールをフランサが拾い、そのまま豪快なミドルシュート。これが決まり、2−0。続く後半10分、M・サルガドが上がったスペースにフランサが抜け出してクロスを上げる。中央のサムエルがクリアしきれず、そのこぼれ球をベルバドフが押し込み3−0。この0−3という状況と銀河系軍団の醜態に業を煮やしたカマーチョ監督はフィーゴ・ロナウドに代え、セラデスとアルゼンチン代表ホルへ・ソラーリを投入。3点目以降、試合は完全にレヴァークーゼンが掌握する。後半頭にジダンを欠いて、攻めてを欠いたレアルは後半20分、イライラの募ったサムエルがイエローカードを貰う。こういうところからも焦りが見受けられる。しかも明らかに不必要なファウルでのイエローカード。チャンピオンリーグという長期戦の場合、こういったカードの累積が致命的になりかねない。後半24分、この日好調のフランサに代え、バビッチを投入。後半34分、レヴァークーゼンは運動量豊富だったポンテを下げ、ドイツU−23代表バリッチを投入。後半38分、フロイアーに代えビーロフカを投入。これで両チーム交代枠を使い切った。その1分後の後半39分、イバン・エルゲラからのフィードキックをラウルが競り、ボールがこぼれる。すぐさまモリエンテスが詰め寄るが、ブラジル代表ロキ・ジュニオールに間一髪クリアされる。そして試合終了。 「総評」 グループリーグの大事な初戦で,、しかも銀河系軍団レアル・マドリッド相手にあれだけのパフォーマンスを見せたレヴァークーゼンは今年のチャンピオンリーグに旋風を巻き起こす可能性がありそうです。この試合で最も印象的だったのは、レアルがあれだけ走らされるという光景を見たのは初めてでした。そういった意味でもレヴァークーゼンというチームは攻守のバランスがしっかり取れ、なおかつ決して有名な選手ばかりではないですが選手1人1人がしっかり役割を理解し、遂行する素晴らしいチームだと思います。そしてサッカーは個々の能力よりもチームプレイが非常に大事だと改めて認識させてもらいました。
                                (C)daisuke betogether

2004.9.8 2006ドイツW杯 アジア1次予選 インド戦

2006ドイツワールドカップ・アジア1次予選のこの試合。これまで日本は3勝勝ち点9、対するインドは1勝2敗勝ち点3で迎えたこのゲーム。インドのコルカダにあるソルトレークスタジアム(塩分の密度の濃い湖がこの近くにあった事からこの名がついた)は12万人の観客を収容するスタジアムで、インドサポーターは7,8万人、対する日本サポーターは僅かに4,5百人程度。この体験した事のない環境で日本はどう戦っていくのか。さらにこの苦しい状況に追いうちをかけた中田英・稲本・玉田、そして記憶に新しいアジアカップMVPの俊輔の不在。この日のスタメンはGK川口、DFは宮本・中沢・田中誠。MFは加地・三都主・福西・小野・本山。FWは鈴木と怪我から復帰した高原の2トップ。前半は両チーム相手の出方を伺いながらの展開。腰痛の俊輔の代わりにトップ下に入った本山は、不慣れなコルカダのピッチコンディションに足元を滑らせるシーンが目立ち、得意のドリブル突破も影を潜める。この日ボランチに入った小野は、後方から視野の広いパスを供給するも、2トップには噛み合わない。前半13分、小野からの右コーナーキックをフリーの高原がヘディングで合わせるものの、枠の外をかすめ、決定機を逃す。前半22分、田中誠の後方からのフィードを高原が再びヘディングシュートでゴールを狙うが、これはインドGK・ランディのファインセーブに阻まれる。日本特有の裏を狙ったサイド攻撃も影を潜め、加地・三都主の放り込むだけの精度の低いセンタリングではフィニッシュまで至らない。前半37分、宮本が完全に振り切られ、センタリングを上げられピンチを招く。前半39分、三都主の左コーナーキックのこぼれ球を小野がダイレクトボレーを放つが、またもインドDFのファインプレーにより阻まれる。日本待望の先制点は前半44分、左サイドで粘った三都主が右足でシュート。GKが弾いたこぼれ球を鈴木が左足で押し込んでゴール。ここで前半が終了。かなり遅い先制点にイライラが募ったが、後半に期待したい。だがスタジアムの停電のため、試合が30分も中断。何とか停電も復旧し、ようやく後半が開始。両チーム選手の交代はなし。後半のインドは次第にプレーが荒くなっていき、日本の選手も集中力を欠き始める。しかし後半13分、小野の直接フリーキックが決まり、2−0。後半21分、動きの悪い高原に代え、怪我で代表から退いていた久保を投入。後半26分、久保が中央でキープしたボールを左へはたいて、三都主がセンタリング。最後は福西がフリーでヘディングシュートを決め、3−0。この直後、田中誠に代え、藤田を投入し、フォーメーションを4−4−2に変更。後半37分、疲れの見え始めた本山に代え、小笠原を投入。後半41分、本日12本目の右コーナーキックを宮本がハーフボレーでゴール。このまま試合終了。厳しい状況の中でのアウェーでの試合を4−0で終えた。
「総評」
前半からチャンスを作るものの、決定機を決められず苦しい試合だったが、何とか勝利したのはよかったです。あと久保がまだ完全復調とはほど遠いコンディションながらも、随所にらしさを見せたのはプラス材料でした。そして守備面での中沢、宮本が上がったスペースをつかれ、フィニッシュまで持っていかれるシーンが目につきました。ここはしっかり修正して欲しい所ですね。いくらアウェーとはいえ、格下のインドにここまで苦戦を強いられるとは思っていなかったんですけど、何より選手自身も心なしか心のどこかに気持ちの余裕があったのかも知れません。勝てる相手だからこそ、気持ちにおごりを持たずに、結果だけではなく、試合内容でも完全に勝利して欲しかったです。次は10月13日、アウェーでのオマーン戦。1次予選の突破をかけた大事な一戦になると思うので、このインド戦の経験を生かして運命の試合に望んで欲しいものです。
                                (C)daisuke betogether

2004.9.8 2006ドイツW杯 アジア1次予選 インド戦

大量得点は望めないと予想していました。前半は先日のアウェーでのシンガポールと似たような展開になりました。。顔を出せないFW陣。縦へ急ぐ小野君。攻めつづけていても得点の予感はしませんでした。それだけに前半終了間際のゴールは大きかったです。後半の小野君の壁の間を通す渋すぎるFKで安全圏。結果は4-0で勝利。10月のアウェーでのオマーン戦に引き分け以上で一次予選突破が決まります。
この試合、ハーフタイムに停電というハプニングがありました。危うく無効試合になるところでしたが、復旧して30分遅れながら、後半開始できました。問題なのは解説の金田さん。「ホタルでも捕まえてきて、照らしたいところですね〜。」とか言ってたので金田さん4.5
[批評と期待」
絶対に負けられない戦いですが、この試合を見てジーコジャパンへの不満度が高まった人は多いのではないのでしょうか。三都主→キックの精度はいいものを持っているのに、なぜクロスの制度が低いのでしょうか。タイミングも悪いし、無駄なドリブルも多い。ディフェンス能力の低さは見てて一目瞭然。加地→得意技は切り替えしてバックパス。期待できません。1998フランスW杯後、中田英寿は言いました。「日本の課題はクロスの精度です」現状のままじゃ両サイドが弱点になることは必然です。アテネ五輪のように。Jリーグにもいい選手はいます。左サイドではジェフの村井、右サイドではエスパルスの市川。試してほしいです。次戦のオマーン戦は海外組を召集し、ベストメンバーで望むことでしょう。その中でも若い選手を召集してもらいたい。ちなみに最近、日本代表で鳥肌の立つようなボランチからのサイドチェンジがない。稲本、阿部ッカムも代表へ期待。
[余談]
布監督率いる(長渕似) U16日本代表 アジア選手権一次予選で敗退です。
                                 (C)younglion54

2004.8.30 アテネ五輪男子サッカー決勝「アルゼンチン×パラグアイ」

南米対決となった今回のアテネ五輪男子サッカー決勝戦。両者は今年1月の五輪南米予選対戦して、2−1でアルゼンチンが勝利している。しかしパラグアイは強豪犇く南米予選でブラジルを、アテネ五輪1次リーグで強豪イタリアを撃破した実力はフロックではない事を証明済み。前半開始からアルゼンチンは右ハーフのルイス・ゴンザレス、そして右サイドバック・ロサレスが積極果敢にパラグアイ陣内に侵入。序盤からダレッサンドロを中心に、豊富なタレント陣を自在に操り、分厚い攻撃でパラグアイゴールを襲う。試合が動いたのは、前半18分。パスカットしたアルゼンチンDFコロッチーニがそのままオーバーラップ。そして右サイドに上がってきたロサレスに繋ぎ、ゴール前にセンタリング。ここに走りこんだ今大会7ゴールのカルロス・テベスがうまくゴール左隅に流し込みゴール!アルゼンチン先制。一方パラグアイも高さのある得意のセットプレーで反撃を試みるが、オーバーエージのFWカルドソを怪我で欠いた攻撃陣では得点には至らず、前半は膠着状態のまま終了。1−0、アルゼンチンリードで折り返す。後半に入っても、主導権を握ったのはアルゼンチン。後半5分、キリ・ゴンザレスの柔らかいセンタリングをルイス・ゴンザレスがヘディングシュート。あわやゴールだったのですが、僅かに枠の外。これを機に俄然リズムに乗る。パラグアイもチャンスは作るものの、フィニッシュまでには至らず。後半20分、パラグアイDFマルティネスがダレッサンドロに肘打ちをして一発退場。後半35分にもパラグアイのフィゲレドも2枚目の警告で退場。11人対9人となる。両チーム連戦の疲れが見え始めた後半は攻めてを欠き、数的優位を生かしたアルゼンチンが前半のテベスのゴールを守りきり、試合終了。アルゼンチンが52年ぶりの金メダルを獲得した。そして無失点優勝は実に100年ぶりという快挙も果たした。 「総評」 やはりといった内容でアルゼンチンが優勝した。タレント、チーム力、経験からして、世界各国のU−23のチームの中でも完成系とも言えるパフォーマンスを披露。中でもアテネ五輪期間中、枠内総シュート数20本中8本ゴールしているテベスの決定力が際立った。と同時に、改めて世界にテベスの名を知らしめた大会だった。さらに近年中に欧州移籍すると思われる。2006年ドイツW杯で黄金のカップを掲げているこのマラドーナ2世の絵づらが目に浮かびます。
                                (C)daisuke betogether

2004.8.25 アテネ五輪(U23) アルゼンチン×イタリア

アテネ五輪事実上の決勝戦となった準決勝の第一試合、2006コパアメリカの準優勝メンバーのアルゼンチン×イタリアのレジスタ、アンドレア・ピルロ擁するイタリアの一戦。序盤からドイツブンデスリーガのヴォルフォスブルグ所属の若き司令塔、アンドレス・ダレッサンドロを中心にアルゼンチンの攻撃は冴え渡り、イタリアを圧倒。試合が動いたのは前半16分、イタリアDFのこぼれ球をボカ・ジュニアース所属の今最もかのディエゴ・マラドーナに近いと称されるカルロス・テベスの鮮やかなボレーシュートで先制。今大会7ゴール目・・・対するイタリアもピルロを中心に攻撃を仕掛けようとするが、アルゼンチンのリバープレート所属のマスチェラーノに仕事をさせてもらえない。昨季セリエA得点ランキング2位のジラルディーノも孤立。イタリアは流れの悪いまま前半終了。そして後半に入ってもアルゼンチンのペースは変わらず、1点ビハインドのイタリアがカウンター狙い。これに業を煮やしたイタリアは後半17分、俊輔と同じレッジーナ所属のピンツィに代え、ガスバッローニを投入。この交代で流れを変えようと試みる。しかし後半24分、テベスが前線でキープしたボールをL・ゴンザレスが流し込み追加点。続く後半39分にもカウンターで抜け出したテベスが日本戦で阿ベッカムのFKに一歩も動けなかったイタリアGK・ペリッツォーリを引きつけ、最後は代わったばかりのM・ゴンザレスが流し込み3−0。勝負あり。これで意気消沈したイタリアにルーズボールを取りにいく気力もなく、挙句の果てにピルロまでも審判に試合をもう終わらせてくれというジェスチャー・・・そのまま試合終了。アルゼンチンが決勝へ駒を進めた。
「総評」
アルゼンチンはコパアメリカからアテネに照準を合わせてチームを作っていて、若手とオーバーエージの共存がぴったりフィットしていたのに対し、イタリアはピルロ頼みの単調なサッカー、そしてイタリアの伝統・カテナチオの崩壊、簡単に言うとワンマンチームにしか仕上がってなかったというのがこの2チームの勝敗を分けたと思います。もちろん個々の能力は変わらないと思うのですが、その個々の能力を生かすサッカーを展開していたU−23アルゼンチン。強いです。もはやA代表を凌ぐかも知れませんね・・・
                                 (C)daisuke betogether

2004.8.20 親善試合 日本×アルゼンチン

本当の意味で純国内組で挑んだ日本。に対して、アルゼンチンもアテネ五輪と各国のリーグの開幕前という事で全くレギュラーメンバーが揃わず少々寂しいスタメンとなった。対アルゼンチン戦5戦5敗の日本は、アジアカップ王者という勲章を掲げこの試合に挑んだ。しかし前半開始早々4分、茄子と似たような加地と田中のクリアミスでアルゼンチン先制。しかし日本の立ち上がりの弱さは何故なんでしょう?その後アルゼンチンの指令塔、ファン・ロマン・リケルメに自在にゲームをコントロールされ、マンマークに付いていたはずの福西も存在意義なし。さらに前半40分、ガレッティに左サイドを突破され、挙句の果てにペナルティーエリア付近でボールを繋がれ、リケルメのワンタッチパスから完全にフリーのサンターナが流し込み追加点。日本は成す術なく前半終了。後半から3バックから4バックに切り替え、松田・宮本をセンターに配置。守備は落ち着くものの、先日レアル入りしたDFサムエルの前では日本の単調すぎる攻撃はさらに機能せず。後半28分、鈴木がヘッドで1点返すが疲れの見え始めたアルゼンチンに一矢報いるのが精一杯。このまま試合終了。この日の日本はアジアカップ優勝時の面影は全くなく、俊輔がいないだけで攻撃の単調さ、攻撃パターンの乏しさを完全に露呈され、さらにアジアには通用した3バックもアルゼンチン2軍には全く機能せずに終わった。来月8日の対インド戦からの2006年ドイツW杯予選に黄信号が灯ったような気がします。A代表はこのままで大丈夫なんでしょうか・・・ジーコのとても戦術とは言えない「自由に攻撃しろ」という監督業放棄ともとれる無責任な発言と落合監督(ちなみに息子の名前は福士くん。)の掲げるスローガン「俺流」がうまくいっている中日ドラゴンズとは似てるようで全く正反対ですね・・・そもそも自由に攻めろと言っても、各選手が意志の疎通と同じイメージを持ってサッカーをしないといけないと思いますし、極端に言えば加地に俊輔のプレーをしろと言っても明らかに不可能な話な訳で、各選手のスキルに合わせたチーム戦術を提案するのも監督の仕事なのではないでしょうか?あとはアテネ組のA代表召集と若手の人材発掘をし、今の腐れA代表に新しい風を吹き込む必要があるのではないかと僕は思います。
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